麻酔管理分野:
脳保護を目的とする脳血液循環の管理:
体位変換、頸部捻転圧迫、頭蓋内圧亢進や血圧低下による周術期脳障害の防止。
全身麻酔下では交感神経反射が抑制され脳内の血液量が有意に増加します。
麻酔中はオートレギュレーション機能が崩れるので麻酔導入直前のrSO2の値とHbIの値を基準とすること
により、麻酔開始から覚醒までの換気、血圧管理、脳血流を安全に維持管理することができます。
静脈麻酔薬と吸入麻酔薬では薬品により脳血流に対する影響が異なり、麻酔導入後、酸素飽和度が暫減して
低酸素状態に近ずくことがありますがrSO2HbI(OxiHbあるいはDeOxiHb)を監視し、炭酸ガス、血圧、脈拍、
換気の条件を制御することにより酸素需要のバランスを正しく維持できます。
患者の生理機能管理不適切で血圧の乱れを引き起こしたり、過換気、換気換気不足、低血圧等で長時間低酸
素状態になると術後後遺症を残す恐れがあります。

Tips!!
モニターを行うときに注意すべきことはHbI値が変化率なのでモニター開始時点は常に1あるいは1付近の値が
表示されることです。
値が1より大きくなるとモニター開始時点よりモニター部位の血液濃度が濃くなったことを意味し、1よりも小さくな
ればモニター開始時点の血液濃度より薄くなったことを意味します。
HbI値は(DeOxiHb+OxiHb)ですから血液ボリューム(CBV)として観察することができます。
モニター部位への酸素供給が変化してもrSO2が変化しない場合があるます。これはモニター部位の酸素デマン
ドを満たす範囲の酸素供給変化であることを示しています。酸素供給の厳密に観察したい場合はrSO2OxiHb
濃度指数を観察することをお勧めします。
DeOxiHb濃度指数を観察するとモニター部位の代謝情報を直接的に得ることができます。
rSO2OxiHb濃度指数及びDeOxiHb濃度指数を同時に観察すればモニター部位への酸素供給と酸素消費の
バランスをより正確に観察できます。

装置のモニターにOxiHbとDeOxiHb濃度指数を、内臓プリンターにrSO2とHbIをプリントさせることで4種類の情
報をモニターすることができます。