心臓血管外科分野の手術
脳保護を目的とする脳血液循環の管理:
脳内血液の管理と監視、PCPS(経皮的心肺補助法の循環状態管理)
心臓手術後、頭(脳機能)に後遺症がでる例が約1割くらいあると言われています。
適応分野は胸部大動脈置換、弓部置換、胸部下行大動脈置換、冠動脈バイパス、血管再建術、僧帽弁置換、
大動脈弁置換、三尖弁置換、循環停止、を伴う胸部大動脈人工血管置換術中の低環流による術後脳機能障
害の防止、体外循環復温時の環流不足による脳障害防止、脳分離体外環流中の周術期における脳神経合併
症の危険発見と予防、人工血管置換術における再建分枝のグラフトの屈曲が原因の術後脳合併症の予防(手
術で再建に成功しても縫合途中等で屈曲して血流不足になり障害となる)等での脳血液循環監視等の適用例
があります。
開心術では人工心肺を使用します。このケースではカニュレーションや離脱するとき問題が発生します。
ポンプ中でも”脳に血液が行っているはず”でも実際は(送血管が曲がったり押さえられたりして)血液が不足し
ている(低環流)場合が起きます。
このような場合にポンプ側、麻酔医、外科医がrSO2とHbIらの情報からこれらの異常を判断して事故なく安全に
対処することが可能になります。
手術中に血栓などが血液にのって飛び脳血管に詰まるような場合、完全ではありませんが本装置のセンサーを
前額部位置してrSO2とHbIをモニターして、低環流や突然の脳血流変化のモニターが可能ですから直ちに適切
な対処がとれます。