モニター部位(センサー直下)では組織を維持する代謝が行われ酸素を消費して炭酸ガスが生産されます。
正常な代謝では一定量の酸素が消費され一定量の炭酸ガスが生産されるのでrSO2は正常範囲内に位置します。
組織の活性度が増加すると代謝が亢進し正常な代謝より多くの酸素を消費して正常な代謝より多くの炭酸ガスを
生産するのでrSO2は減少します。

組織に供給される酸素が減少してもrSO2は減少します。
従って、rSO2の情報だけを観察した場合、モニター部位への酸素供給が正常で代謝が亢進してrSO2が減少したのか
モニター部位への酸素供給が減少してrSO2が減少したのかを見分ける必要があります。
この場合HbI(OxiHbDeOxiHb)が減少すれば、OxiHbあるいはDeOxiHbが減少したことになりますが、両者のどちら
が変動したかは判定できません。

OxiHbが変動したのかDeOxiHbが変動したのかの判定は非常に重要な情報であるにも関わらず現在ではほとんど
無視されているようです。


下ののグラフでは便宜上右側センサーのrSO2だけを表示しました。
このrSO2の情報はいかがでしょうか:人工心肺装置を使用しています。
1065付近ではrSO2が40%以下の値をしましています。
これだけではOxiHbに起因してrSO2が変動したのか、DeOxiに起因してrSO2が変動したのか判断できません。




















同じ患者のHbI(OxiHb+DeOxiHb)を示します



















rSO2が減少し始めた付近ではHbIは減少より上昇傾向にあります。
何故でしょうか? 
血液情報であるHbI即ちOxiHbDeOxiHbの情報だけではOxiHbが増加したのかDeOxiHbが増加したのかの判定
するのには十分な情報ではありません。
OxiHbが増加してDeOxiHbは一定なのか、DeOxiHbが増加してOxiHbは一定なのか、或いはOxiHbDeOxiHb
同時に増加したのかの判定はHbIの情報では不可能です。
下のグラフ同じ患者のOxiHb(赤色)DeOxiHb(青色)の情報です。

rSO2が減少傾向にある範囲はOxiHbが減少し、DeOxiHbが増加しています。
これは代謝の副産物であるDeOxiHbが増加した(酸素を多く消費した)結果OxiHbが一旦減少するが再び酸素が
供給されてOxiHbが供給されていることを示しています。
言い換えればDeOxiHbが増加するだけのOxiHbの供給がなされモニター部位の酸素デマンドを満たしていることを
意味してます。
このグラフでOxiHbDeOxiHbが平行してして減少しているとモニター部位の酸素デマンドが満たされていなことに
なり危険信号と見なすべきでしょう。
この場合はHbIが減少している可能性もあります。

弊社ではrSO2情報に加えてOxiHbDeOxiHb及びHbIの血液情報も平行して総合的に評価することが必要でないか
と考えています。

弊社では患者ここで異なる頭蓋骨らの異物情報を取り除いた新しい指数を開発中です。
rSO2
組織の維持
活性化
酸素消費
炭酸ガス発生

HbI:OxiHb+DeOxiHb
OxiHb
DeOxiHb
TOS96が提供する情報のまとめ